よむ&みる

本や映画、舞台の感想をつらつら書いています

よむ&みるスタート!『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』(古内 一絵)

「よむ&みる」最初の投稿です。一応自分の中では「よむみる」と呼ぶことにします。

 

普段は会社員として働いていますが、大半の事務仕事の中で文章を書く仕事も少しだけ担当しています。今後どういった形でも、副業的に仕事になったら嬉しいなという気持ちと、日常的に文章を書く練習として、自分が読んだ本や、観た映画や舞台の感想を書こうと思って始めました。感想文というのは昔から苦手で、「え、そこ?」というポイントの感想になる可能性は大いにありますが、ひとまず始めます。

 

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最初はこれ。

『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』(古市 一絵)

マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ

マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ

 

元エリートサラリーマンにして、今はど派手なドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。そこで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて 

ドラァグクイーン」という言葉に馴染みがなくて調べたら、男性が女装して行うパフォーマンスの一種、ということらしいです。

とにかくこの本で重要な店主のシャールは180センチのイケメンながら、夜だけ自分のお店でドラァグクイーンの姿で接客をしているなんとも不思議な人なんです。

参考文献にマクロビオティックの本があるように、シャールのお店では動物性たんぱく質をなるべく取らずに、旬の野菜の甘みを活かした料理や、玄米などの穀物を多用している料理が登場します。

夜食の後、シャールはひとりひとりの顔色を見て、それぞれに食後のお茶を処方してくれる。マスカレードの仮面にゆったりとした笑みを広げ、乾燥させたハーブや茶葉を選り分けている姿は、さながら妖しい魔女のようだ。

昔からこういう、困ったときに行きたいお店、疲れた時に寄りたいお店、みたいな家の近くに落ち着ける馴染みの店が出てくるお話が大好きで、自分の家の近くでも探しているところです。

料理を作るのも好きなので、マクロビオティックについて、もう少し勉強したいなぁと思っています。マカン・マランはシリーズで3巻まで出ているので続きも気になる…

 

さて。今回はこのへんで。